新人育成とは

人間とは今までの価値観と違う、言わせれば未知との遭遇に出くわすとつい戸惑うものだ。

 

我々の会社でいえば、初めての新入社員に初めての女性営業がそれに値する。

 

新入社員が入社して早くも7ヶ月が経ったわけであるが、未だに腫れ物に触るような教え方をしている上長もいるので呆れてものも言えない有様である。

 

帝国海軍連合艦隊司令長官を務めた山本五十六という人物がいる。

 

私個人は指揮官としての山本を、常に批判の対象としているが、教育者・人間山本五十六が残した言葉には非常に大切なものが多いと感じる。

 

ひとつめは代表的な言葉「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

 

一見すると、手取り足取りやってあげているようだが、じつは違うんじゃないかと思っている。

 

まず上司が一緒に付いて、やっている姿を見せる。

次に早速目の前で実践させてみる。

少しでもいいところがあれば、褒める。

褒めつつ改善点は指導を入れる。

些細な質問、学の無い何が言いたいのかもよく分からない言葉にも真摯に対応。

お前を信頼しているからやらせるぞという意思表示。

 

女性社員の扱いに困っている管理者層や指導者層は、結局やってみせまでは実践しても、やらせないし話もロクに聞いてないし的確な指導も出来ていない。

 

部下からすると「出来ないからやらせてくれない、出来ないからやらせてくれないし、仕事も分からないからやらない、やらないから怒られる」と負のループにハマる。

 

また、世間の評価は低いようだが、軍人としても人間としても私が強く信奉している帝国陸軍大将で、第三軍司令官として難攻不落の旅順要塞陥落や奉天会戦で功績のある乃木希典も今のご時世に生きる言葉を残している。

 

「人の教ゆるに行を以ってし、言を以ってせず、事を以ってせず」

人にものを教える時は口先だけでは駄目だ。行動を以ってしておこない、言葉ではなく目の前の事として伝えよ。

という意味であろう。

 

両者似たような言葉を残しているあたり、叩き上げで司令官まで登りつめる人間は同じことを考えるのだなと思った所存だ。

 

今も昔もいるであろう。

 

高尚な言葉はペラペラとよく舌が回る。

何処かの本から拾い読みしたように威勢のよい台詞だけはよく出てくる。

しかし、その人の結果が不透明。

本当にその手法で成功例があるのかは分からない。

こんな人間が。

 

私の所属する会社には、特に本社サイドや非営業部門に失礼ながら多すぎる。

 

逆に現場の管理者は言語化するのが苦手な人間が多いらしく、上手く下の人間に意思の伝達が出来ていない印象だ。

 

知恵を出せ、知恵が無いなら汗をかけという言葉もあるが、

本社サイドには汗をかく努力、

現場サイドには知恵を出す努力が必要なのだろう。

 

知恵を出すには知見を得るために読書や新聞を読む、ニュース(ワイドショーではなく純粋なニュース番組)を観るなどする必要があるだろう。

 

テレビ東京ワールドビジネスサテライトを録画して観ているのは私くらいだろうが、是非やってほしい。

 

誰もやらないのであろうが。

そこがいかんせん嘆かわしいところなのである。

 

さて、私の所属する会社の人間達は変わることが出来るのであろうか。。。